カメレオンの飼育に最適な温度と湿度【特に冬の湿度管理は難しい】(エボシカメレオン・パンサーカメレオン)

カメレオン飼育

今回はカメレオンの飼育における適切な温度と湿度、及び管理方法をご紹介します。
メッシュケージを使って飼育するので温度と湿度を保つのはなかなか難しいですよね。
特に乾燥しがちな日本の冬の湿度対策は皆さんお困りだと思います。
極度の乾燥は高湿地帯に住むカメレオンにとっては体調不良や皮膚疾患の原因になる可能性があります。

ぜひこちらの記事をご参考にしていただいて厳しい冬を一緒に乗り切りましょう!

適切な温度と湿度

まずはカメレオンの飼育において適切な温度と湿度を見ていきましょう。

ズバリ数字で示すと

日中 温度24〜28℃
   湿度50〜80%
夜間 温度20〜25℃
   湿度40〜60%

これはエボシカメレオンやパンサーカメレオンの野生個体が生息する地域の年間気候グラフを参照にして、算出した数字です。
主にエボシカメレオンはイエメン南西部(原産地)・ハワイ州オアフ島・フロリダ州にて野生個体が確認されています。

温度管理

エアコンでの管理がメインです。

私は基本的に夏と冬はエアコンを1日中稼働させています。

また併せてバスキングライトも設置し、ケージ内に温度勾配をつけることも大切です。
バスキングライトに関しては、カメレオン飼育に必要なアイテムをまとめたこちらの記事内のバスキングライトの項目をご参照ください。

冬の湿度管理

さあここからが今回の本題です。

カメレオン飼育に使用するメッシュケージの特性上、冬の湿度管理は難易度が高いです。
以下の対策をいくつか複合して行いましょう。

・こまめな霧吹き
加湿器
・ミスティングマシン(自動霧吹き機)の導入
・洗濯物の室内干し
・冬季のみ床材にヤシガラを使用する
・観葉植物を入れる(既に入っている場合は数を増やすか、葉数の多い物へ変える)
最後の手段として風通しを犠牲にし、ケージの四方をタオルや防水性の高い布(シャワーカーテン等)で覆う。

おすすめは加湿器です。
ミストや卓上加湿器のようなお手軽なものではなく、家電量販店で2万円程度で販売されている加湿専用機です。
(加湿空気清浄機だと湿度50%程度までしか加湿できないです。専用機であれば湿度70%まで加湿できるのでオススメです。)

私の家では加湿専用機を導入したら他の湿度対策はほぼ無用になり、かなり楽になりました!

とにかく日本の冬は乾燥がひどいですが、ケージ内の湿度が最低でも50%を下回らないように気をつけましょう。

まとめ

最初にも言いましたが、カメレオン飼育はメッシュケージを使用するので温度と湿度の管理がとても大変です。

カメレオンは他の爬虫類と比べるとある程度の低温には耐性があるので、暑すぎず寒すぎず、少しぬるい位。
私たちが半袖半ズボンで快適な日のハワイのような気候が理想的だということを覚えててもらえれば大丈夫です。

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