先日無事に産卵を終えた我が家のエボシカメレオンが、産卵直前から産卵終了後1週間ほどほとんど餌を食べない時期がありました。
動物病院に連れていき、強制給餌を数回試したらようやく自分からまた餌を食べてくれるまでに回復しました。
今では食欲も元通りになり、コオロギを見せるとすっ飛んでくるようになりました!
その時の経験と、我流のやり方も混じりますがご紹介いたします!
拒食
まずカメレオンの拒食の主な原因は
・餌飽き
・体調不良や病気
・妊娠
がほとんどです。
・餌飽き
いつも与えている餌ではなく、たまにミルワームを挟むとかでも食欲が戻ることがあります。
カメレオンは目が良いので、イエコをフタホシに変えるくらいの変化でも反応する個体もいます。
単に餌に飽きているだけなら極限まで空腹にするのも手だと思います。カメレオンは水さえあれば4~5日くらいなら何も食べなくても死ぬことはありません。
・体調不良や病気
これが一番多いのではないでしょうか?
脱水症状、不適切な温度・湿度設定、餌の与えすぎによる内臓疾患や消化不良など。
心配な方は一度動物病院で受診される事をお勧めします。
・妊娠
メスのエボシカメレオンは妊娠すると1ヶ月の抱卵期間の後に一気に産卵します。
我が家のカメレオンは抱卵後期に入ると徐々に警戒心が高まり、置き餌しか食べなくなり、産卵直前は一切食べなくなりました。
産卵直後も体力が減っていて、なかなか餌を食べませんでした。
産卵前後でトータル1週間ほど拒食だったので、強制給餌に踏み切りました。
強制給餌
最初はYouTubeの強制給餌の動画などを参考に、頭を抑え、怒って口を開けたところにすかさずスポイトに入れた流動食を流し込みました。
口にさえ入ってしまえば、本能的にしっかり食べてくれます。
流動食はバナナ1欠片、コオロギ3匹、液体カルシウム、水適量をすりつぶしてスポイトに詰めて与ました。
流石にこれを毎回だと相当なストレスがかかってしまいかわいそうなので、他の方法を考えます。
前日に無理矢理でも給餌させたのが良かったのか、次の日はスポイトから水をゴクゴク飲んでくれるようになりました。
しかしまだ生き餌には反応しなかったので獣医さんに教えてもらった方法を駆使することに。
水を飲む際に開いたわずかな隙間に、コオロギの体液を舐めさせるという手法です。
コオロギの頭を取って、体を押して絞ると中から黄色いクリーム状の体液が出てきます。
これを強制的に舐めさせて食欲を戻すことに成功しました。
徐々に与える数を毎日増やしていき3日目には調子を取り戻し、生きてるコオロギを舌でキャッチして食べられる程まで回復してくれました。
まとめ
今回産卵後の体力低下による拒食と強制給餌で分かったことは
・口にさえ入れれば食べる
・少しでも食べさえすれば、また食欲が戻ってくる
・調子が上向けば、意外とすぐに良くなる
ちょっと手荒な方法で可哀想ですが、弱って死んでしまうよりもマシなので一瞬心を鬼にして、強制給餌ぜひトライしてみてください。
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