カメレオン飼育で最も多い失敗の一つが脱水です。
私はカメレオンを3匹飼育していますが、いまだに水を飲ませるのに苦労しています。
今回の記事はカメレオンを既に飼育していて
・既に脱水の症状が出始めている
という悩みを抱えるカメレオン飼育の初級者〜中級者向けの記事です。
脱水症状を確実に防ぐため、少し強引な方法も紹介します。
まず自分の水飲み環境が最低限整っているか不安な方は、こちらの「カメレオンの水飲み環境」に関する記事も併せてご覧ください!
シルクワーム(蚕)
シルクワームの体は約70%以上が水分で構成されており、食べるだけで十分な水分補給となります。
消化が良く低脂質なので、カメレオンにたくさん与ても問題ないとても優秀な生き餌です。
しかしシルクワームの飼育には桑の葉か専用の人工飼料が必要な事と、管理が少し大変なのがネックです。
詳しいシルクワームの飼育方法はこちらの記事でまとめていますので、参考にしてください。
餌と一緒に水を飲ませる
この方法が一番カメレオンにとってストレスが少ない方法です。
エサは問題なく食べてくれる食欲旺盛な個体の場合は、餌をモグモグと咀嚼している口に直接スポイトで水を入れると確実に水を飲ませることが可能です。
中には嫌がる個体もいるかも知れませんが、少量でも確実に水を飲ませる事ができます。
スポイトを口元に持っていく際はゆっくりと近づけるのがコツです。
また別の方法として、どうしてもスポイトを嫌がる個体の場合は餌のコオロギやデュビアを水に浸してから与る方法も効果があります。
カルシウムパウダーは水で流れ落ちてしまいますが、水分補給優先する場合は有効な手段です。
強制給水で確実に水を飲ませる
強制給水は餌も食べず水も飲まない場合の強引な手段です。
個体によってはストレスを感じてしまうことがあるのでご注意ください。
慣れないうちは一人だと難しいので二人がかりでやると簡単です。
一人がカメレオンの体と下顎を掴みます。
もう一人がカメレオンの上顎を持ち上げると口を開ける事ができるので、餌や水を口の中に強制的に入れることができます。
カメレオンの習性で、口の中にさえ入れてしまえばあとは吐き出すことなく飲み込んでくれます。
最後の手段は病院へ
最後の手段は動物病院へ連れて行って脱水の症状が出ていないか診察してもらいましょう。
必要であれば水分補給の注射を打ってもらいます。(1,000〜2,000円程度)
またその際、水を飲まない旨を相談すれば上記以外の対処法のアドバイスがもらえるかもしれません。
まとめ
今回はとにかく目の前で確実に水分補給をさせる方法をご紹介しました。
カメレオンは視界に人間がいると警戒して水を飲まない場合が多く実は我々が見ていない所で自分で水を飲んでいる事があります。
水を飲んでいるか心配な場合は尿酸の量・目の状態(窪んでいないか)・舌と口内の状態(ネバつきが多い場合は脱水症状の初期症状)を日常からこまめにチェックしてあげるところから始めてみてください。
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